お米を選ぶときの基準は産地や品種などさまざまですが、「炊いたときに美味しいごはんが食べられるお米」で選ぶ人が多いのではないでしょうか。美味しいごはんが炊けるお米を選ぶ一つの目安として、全国食味ランキングがあります。 今回は、令和4年産の食味ランキングの中で、特に美味しいと認定された「特A」のお米をご紹介します。
お米の食味ランキングとは?
昭和46年産米から、全国規模の産地品種において毎年実施されている「お米の食味ランキング」。炊飯した白飯を試食して評価する「食味官能試験」に基づくランキングです。

食味官能試験とは、専門の食味評価エキスパートパネル20名によって行われ、基準米と試験対象米とを「外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価」の6項目について比較評価する相対法が使われます。硬さは「ご飯を噛む時の歯ごたえ」としていますが、「硬さ」を 「柔らかさ」と表現する場合も。なお、これはあくまでも食味の試験であり、お米自体の品質とは全く関係ありません。

食味試験のランクは、複数産地のコシヒカリをブレンドしたお米を基準とし、これと試験対象産地品種を比較します。その結果によって、以下のようにランクづけされます。

特A:基準米よりも特に良好
A:良好
A’:おおむね同等
B:やや劣る
B’:劣る

つまり、「食味ランキング」とは、あくまでもコシヒカリを基準米として行ったときの食味ランキングなのです。客観的な美味しさの基準ではありますが、個人の好みに合わせているわけではありませんし、BやB’のお米が美味しくないというものでもありません。

特Aに選ばれたお米だからと言って、必ずしもすべての人の好みに合うとは限らないことに注意しましょう。 また、主な産地品種銘柄については「日本穀物検定協会」が、供試試料を食味試験した結果に基づいて評価するものです。つまり、提供されていないお米については当然、評価していませんので、流通しているすべてのお米を評価しているものではないことにも注意しましょう。
令和4年産、お米の食味ランキング特A米10選
上記のポイントをふまえて、令和2年産のお米の食味ランキングで「特A」に選ばれたお米を地域別に10個ご紹介します。食べたことがないものがあれば、ぜひお試しください!
北海道「ゆめぴりか」
北海道米の最高峰と言われる「ゆめぴりか」は、ほどよいもっちり感に豊かな甘みを備えた、バランスの良い美味しいお米です。炊き上がりも艶やかで美しく、品種改良を何度も繰り返してより品質が良く、美味しいお米を追及してきた北海道米の集大成とも言えます。平成22年産米(参考品種として「特A」を獲得)から令和4年産まで13年連続して「特A」を獲得しています。

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高知「にこまる」
「にこまる」は西日本向けに開発された温暖化に強いお米で、高温の年でも食味が落ちにくいのが特長です。米粒がコシヒカリよりも大きく、かつ、粒揃いが良いためもっちりとして食べ応えも抜群。ふっくらと色白でつやつやに炊き上がり、見た目にも食欲をそそります。

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山形県・置賜地区「つや姫」

山形県置賜地区の「つや姫」が3年ぶりに「特A」を獲得しました。ごはん彩々では、置賜地区の中でも有機農業の発祥の地と言われ高畠町で栽培した遠藤五一さんの「つや姫」を販売しています。遠藤五一さんの「つや姫」は、デパートを中心に販売しているお米で、多くのお米コンテストで「金賞」を受賞している有名な生産者です。甘み・旨み・粘りのバランスが良く、口に入れた後にふわりと広がる甘みは絶品です。ぜひ一度試してみてください。


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香川「おいでまい」
香川の「おいでまい」は、四国地方初の「特A」を獲得した実力米。令和2年産米でも堂々の特A入りを果たしました。粒揃いで食欲をそそる美味しい炊き上がり、冷めても落ちない美味しさが大きな魅力。香川県イコールうどんのイメージを持っている人にこそ、ぜひ食べて欲しいお米です。

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愛媛「にこまる」
「にこまる」は、西日本向けに開発された温暖化に強いお米で、高温の年でも品質は良好です。ごはん彩々の愛媛県産「にこまる」は、愛媛の中でも良質なお米が取れる西予市産です。実際に食べてみると、もっちりとした食感と粘りによる噛み応えがあり、冷めても美味しいため人気を集めています。食べたらきっとニコニコ笑顔になる美味しいお米「にこまる」をぜひ味わってみてください!

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鳥取「きぬむすめ」
鳥取県産米では初めて、全国食味ランキングにおいて最高ランク「特A」を8回獲得。「きぬむすめ」の中では全国最多なことから、鳥取県の気候が「きぬむすめ」の持つ味の魅力をより引き出していると言えるでしょう。炊き上がりが白くて美しく、香りが良いのにさっぱりしているので、おかずの味を引き立てるのにぴったりのお米です。

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福井「いちほまれ」
コシヒカリ発祥の地、福井県から特A入りしたのは「いちほまれ」。「日本一美味しい、ほまれ高きお米になってほしい」という願いから名付けられ、コシヒカリを超えたともされる美味しさを誇ります。ご飯の見た目も美しく、ほどよい甘さと歯応えのある粒感で新しい美味しさを持つお米です。

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会津「ひとめぼれ」
美味しいお米の産地として有名な、新潟県魚沼地方と隣接する会津地方で育った「ひとめぼれ」。魚沼地方と同じく、昼は暑く夜は寒い昼夜の温度差が美味しいお米を作ります。味・香りもよく大粒でもちもちとした食感の「ひとめぼれ」は、炊き立てでもお弁当やおにぎりでも美味しくいただけます。

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魚沼「コシヒカリ」
素晴らしい大自然に恵まれた、お米の一大産地として知られる新潟県の魚沼地区で育ったコシヒカリです。肥沃な土地と山々から湧き出る清らかな水、生育時の寒暖差という米作りに適した魚沼の気候。美味しいお米ができる最高の環境とも言える魚沼産の実力を、ぜひ味わってみてください。

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宮城年産「つや姫」

宮城県産「つや姫」は、は10年連続で「特A」を獲得した確かな実力があり、お米の美味しさを味わうことができます。山形県産と比べてお求め安い価格です。ぜひ、この機会にお試しください。


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まとめ
全国食味ランキングは、コシヒカリを基準として行われるものです。客観的な美味しさの基準ではありますが、個人の好みとは異なることも。さらに、特Aと評価されるお米も北海道から九州まで、さまざまな産地・品種のものがあります。ぜひ、お好みの一品を見つけてくださいね。
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