ごはんを炊いた後、食事中は保温状態にしておくことが多いのではないでしょうか。しかし、食事が終わった後は保温のまま何時間ぐらい保存しても良いのか、ご存じですか?

 

今回は炊飯器の保温機能について、ごはんを保温したまま保存しておいて良いのはだいたい何時間までなのかや、保温をしない場合の保存についてご紹介します。

ごはんは何時間まで保温しておいていい?

炊飯器の保温機能を使った場合、ごはんは何時間ぐらい保温しておけるものなのでしょうか。

ごはんの保温時間は、長くても5〜6時間が目安

保温したままで炊きたての美味しさを保てるのは、だいたい5〜6時間程度とされています。それ以上になると、どうしてもごはんの水分が抜けて味が落ちたり、食感が悪くなったり、色が黄色みを帯びて、パサついてしまったりするほか、日をまたぐと腐ってしまう可能性も。電気代の面からも、何時間も何日も保温しておくのはやめておきましょう。

そのため、朝炊いたごはんをお昼にも食べる、というくらいの時間であれば保温しっぱなしでも大丈夫かもしれませんが、前日の夜に炊いたごはんを朝も食べるのはダメ、と覚えておきましょう。ただし、近年販売されている炊飯器の中には、長時間の保温機能を備えたものもあります。その場合は、取り扱い説明書に記載されている時間を目安にしてください。

長時間保温しておくと、ごはんが悪くなるのはなぜ?

ごはんは主に糖質と食物繊維からなる炭水化物ですが、炭水化物は糖とアミノ酸の「メイラード反応」によって褐色物質「メラノイジン」を生み出します。メイラード反応とは、料理の際に白い生地がキツネ色に焼き上がる現象のことで、ごはんの「おこげ」もメイラード反応です。つまり、保温しっぱなしで変色するのはおこげがどんどん増えているのと同じこと。

しかし、ごはんにもともと存在している「バチルス菌」は、高温でも死滅しない性質を持っています。長時間の保温は、バチルス菌によってごはんを腐敗させ、イヤなニオイが発生してしまうことも。そのため、炊飯器メーカーが推奨する時間を超えて保温しない方が良いでしょう。

このように、時間が経てば経つほどごはんを美味しく食べられなくなってしまうので、できるだけ保温を避けるのがおすすめです。

美味しく食べるには、何度で保温しておけばいい?

保温温度が60度以下になると、バチルス菌以外にもさまざまな雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。そのため、ほとんどの炊飯器の保温機能は、60〜70度に設定されていますが、何度もフタを開け閉めするとそれだけ温度が下がるので注意しましょう。

お米が黄色く変色する「メイラード反応」は、お米に含まれる糖とアミノ酸の結合で起こります。つまり、炊飯器の温度が高すぎるとキレイなお米の色を保てないので、温度を上げすぎないことも重要です。このような理由から、炊飯器の保温の温度はかなり厳密に調整されているのです。

保温したままだと電気代がかさむって本当?

長時間の保温は、電気代も気になるところです。炊飯器にもよりますが、だいたい1回の炊飯と半日〜1日の保温が同程度の電気代と考えて良いでしょう。とはいえ、電気代は炊飯の回数やお米の量、地域によっても異なるため、一概には言いきれません。

ごはんを保温するときに注意することは?

ごはんを保温するときは、以下のポイントに注意しましょう。

・取扱説明書に記載されている時間以上の保温はしない
・おかゆや炊き込みごはんなど、白ごはん以外のものを保温しない
・しゃもじを入れたままの保温や、冷やごはんを足して保温しない

また、少量のごはんを長時間保温すると、乾燥したりべちゃつきやすくなったりします。もし、少量のごはんをどうしても数時間だけ冷凍せずに保存しておきたい、というときは、別の容器に分けて冷蔵保存しておくのが良いでしょう。

冷蔵と冷凍、どっちがいい?

では、保温せずごはんを保存する場合は、冷蔵と冷凍、どちらの方が良いのでしょうか。

ごはんはなるべく保温せず、冷凍しよう

保温時間が長くなりそうなときは、冷蔵ではなく冷凍がおすすめです。翌日すぐ食べるという場合は冷蔵でも構いませんが、冷蔵だとごはんに含まれるデンプンが老化してポロポロ、パサパサと美味しくなくなってしまうので、冷蔵は半日~まる1日程度が限界です。

 

一方、炊きたてつやつやのごはんを急速冷凍すれば、解凍したときにも美味しく食べられます。ぜひ、ごはんが余ったらすぐに冷凍保存しましょう。

 

【冷凍保存の方法】

・茶碗1杯分ずつ小分けする(市販の容器を使うのもOK)

・ごはんの水分が失われないよう、水蒸気ごと素早く包む(ラップなら上部をつぶさずふんわりと包む)

・なるべく厚みを減らし、急速冷凍する

 

厚みがあると冷凍にも解凍にも時間がかかるので、厚みを減らしましょう。アルミトレーなどを敷くとさらに冷凍時間を短縮できるので、ごはんの美味しさを逃しません。

 

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冷凍方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ごはんの冷凍は熱いままでもOK?ごはんを美味しく冷凍しよう

冷凍ごはんを美味しく解凍するには?

冷凍ごはんの賞味期限の目安は約1ヶ月ですが、だいたい1週間を過ぎたあたりから徐々に劣化していくことがわかっています。できれば、2週間以内に食べきってしまいましょう。

【解凍方法】
冷凍ごはんを解凍するときは、電子レンジを使いましょう。ごはん温めボタンのような専用機能があれば活用してください。ごはんの量が多いときは解凍にムラが生じないように、解凍の途中で別の容器に移すかざっくり混ぜて再加熱すると美味しく解凍できます。

解凍方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ごはんを温めるにはどんな方法がある?電子レンジだけじゃない温め方を解説

まとめ

ごはんの保温は最大でも5〜6時間程度、できれば1〜2時間程度にしましょう。長く保温していると変色やパサつきで美味しくなくなってしまいます。急速冷凍すると解凍しても美味しく食べられますので、余ったら炊いてからすぐに冷凍するようにしましょう。

(ごはん彩々・おいしいごはん研究チーム)

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