獣害被害が拡大! 長い「防獣フェンス」を設置!!

 
【集落を守るために立ち上がった遠藤さん】

遠藤さんからお便りが届きました。
 遠藤さんが暮らす集落(山形県高畠町)では、ここ5年の間にイノシシによる農産物への被害が増加しています。被害の増加を受け、遠藤さんが中心となって農地を囲むようにイノシシの侵入を防ぐための「防獣フェンス」を設置しました。


イノシシの被害が増加!! 5年前は全くいなかった??

【農地を囲む防獣フェンス】

高畠町の田畑では、鳥獣被害が増えています。なかでもイノシシの被害は深刻です。イノシシは寒い東北では冬を越せないため(イノシシは冬眠しません)、5年前まではほとんど見なかったそうです。しかし、近年の温暖化や猟友会の減少等により、イノシシの生息域は拡大しました。


お米を食い荒らすだけではありません!

 【用水路にあったイノシシの足跡】

イノシシは、お米を食い荒らすだけではありません。田畑で転げ回り強烈な臭いを農作物に付けたり(臭いがつけば出荷できなくなります)、力があるためわずかな隙間から防獣フェンスを破壊し侵入するため、集落のみなさんと協力し深夜までパトロールをするようになりました。


防獣フェンスは総延長2km!さらに電気柵ワイヤーも!!

 【電気柵ワイヤー/柵を飛び越えるサル対策として設置】

集落の田畑を鳥獣被害から防ぐため、防獣フェンスの長さは2kmにもなりました。また、一部に電気柵ワイヤーを設置し、サルからの侵入も防ぐようにしています。冬場の田畑は、雪の重みにより防獣フェンスが折れたり、ワイヤーが緩んでしまうことなどがあるため、農産物を作っていなくても管理が大変です。冬場でもノンビリとできないのですね。

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