ごはん彩々では、人気の長野コシヒカリを取材するため、美味しいお米が取れる長野県飯山市の田植えに密着し取材してきました。
〇長野県産の品種については、詳しくは「【特集第2弾:長野県のお米】おいしい品種と特徴をご紹介!」をお読みください。

長野県飯山地区の風景
長野県北部にある飯山地区市は、標高が高く自然豊かな場所にあります。また、高級ブランド米が取れる魚沼地区に隣接しており、美味しいお米を作るのに適した産地なのです。これは美味しいお米、間違いなし!ですね。
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田植え直前のイネ
飯山市の田植えの時期は、標高が高いため気温が低く水も冷たいため、平地より遅く6月頃から始まります。この頃には、苗は濃い緑色になり、根っこもビッシリと生え立派になっています。この苗がビッシリ詰まった苗箱は6kg以上の重さがあり、これをビニールハウスから出して軽トラに積み、それを田植え機に載せ替えます。軽トラ1台当たり100枚くらいの苗箱を積み込み、ビニールハウスと田んぼの間を1日4~5往復するそうです。苗箱の運搬と設置は、非常に重労働なのです。

田植え作業中
重い苗箱と肥料を田植え機にセットしたらやっと田植えの準備が完了します。ここからが田植えのスタートです!エンジン音が響き渡り田植え機が走り出します。田植え機が通った後は、苗が規則正しく植えられています。
田植えと同時に、肥料も散布します。走行スピードと連動して肥料を撒くので、均一に肥料を撒いていきます。

1枚(30a)1時間かけて田植えを行います
田植えは順調に進み、田植え機の苗も順調に減っていきます。見た目は軽快ですが、田植えをした部分はもう田植え機で通ることができないので、慎重に操作をしています。
また、田植え機をターンさせる時、うまく旋回しないと土を深くえぐってしまいその部分の田植えが難しくなります。そのため、田植えをするときは、田植え機の入る場所やターンのしやすさを考え、田植えのコースを決めなければなりません。機械化は進んでいても意外と繊細な作業の連続なのです!
途中、苗と肥料を補充しながら田んぼ1枚(約30a(=0.3ha))をおよそ1時間かけて苗を植えます。植えたばかりの苗はまだ弱々しく見えますが、一週間もたてば田んぼに根を張ります。
10月には、この苗がすくすく成長し、こうべを垂れるくらいの稲穂になります。実りの秋が楽しみです!
〇長野県産米のご購入については、「長野県のお米」をご覧ください。
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