食料自給率ってなんですか?
Q.食料自給率ってなんですか?
 
A.食料自給率とは、私たちが食べている食料のうち、どのくらいが自国(日本)で作られているかという割合のことです。

食料自給率には3種類の計算方法があります。

  • 国内生産量など食品そのものの重さを用いて計算したもの…重量ベース自給率
  • 食料に含まれるカロリーを用いて計算したもの…カロリーベース総合食料自給率
  • カロリーの替わりに価格を用いて生産額で計算したもの…生産額ベース自給率

詳細につきましては、農林水産省の資料がわかりやすいかと思います。
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/index.html

現在(平成29年度)、日本の総食料自給率は38%(カロリー食料自給率)となっています。お米では、97%を自給していますが、全体では、カロリーベースで約6割の食料を諸外国に依存しています。
これ以上海外の依存度を高めれば、食料供給の不安定感が高まることが考えられます。
さらに、国内の農業資源は十分に活用されることなく、耕作放棄地や不作地が拡大しています。
また、今後、世界の人口は開発発展途上国を中心にますます増えると予想されています。
そのため、世界中で必要とされる食料の量は大きく増えることでしょう。
よって、我が国の食料供給が諸外国から影響をできるだけ受けないよう、国内自給率を高めていく必要が重要と考えられています。