昔はどうやっておコメを炊きましたか?
Q.昔はどうやっておコメを炊きましたか?
 
A.はじめチョロチョロ、中パッパです。

昔は、「かまど」と呼ばれる、今でいえばガスコンロみたいなものを使ってお米を炊きました。燃料には薪(まき)です。おコメを炊く容器は「羽釜(はがま)」と呼ばれる容器です。

ご飯は「羽釜」におコメと水を入れて「かまど」で炊いていたのです。


A.の「はじめチョロチョロ、中パッパ」は火加減の教えです。

火加減を上手にするために、「はじめチョロチョロ、中パッパ、ジワジワ時に火を引いて、ひとにぎりのワラ燃やし、赤子泣いてもフタとるな」と教えられていたのです。

この意味は「はじめは弱火にして、その次に強火で炊きます。グツグツいってきたら火を弱めます。火を止めたら最後にパッと強火にして、しばらくフタを取らずに蒸らしておく」ということです。この教えは、お鍋で炊くときも同様で、美味しいご飯を炊く火加減の基本です。

 

お鍋の中の変化と火加減の教えをおおよそですが表にしてみました