お米の早生、中生、晩生とは?
Q.お米の早生、中生、晩生とはどういう意味?
 
A.早く成長するものを早生(わせ)、遅いものが晩生(おくて)、その中間のものが中生(なかて)と呼びます。

お米だけではなく、作物には品種によって、早晩性という栽培期間についての特性を持っています。早く成長するものを早生(わせ)、遅いものが晩生(おくて)、その中間のものが中生(なかて)と呼びます。人間でも「彼は大器晩成型だ」「あの子は〝おくて〟だからな」などと表現するのは、ここからきています。といっても、米の場合は、一緒に時期に田植えをして早く育つとか、なかなか育たないというのはなく、時期的に早く田植えをして早く収穫するのを早生、遅く植えて、遅く収穫するのを晩生といいます。
 実際には、品種だけの問題でなく、温度や日照時間といった環境条件によって変化し、相対的に決定される特性があります。実際にコシヒカリは、一般的には早生とされていますが、地区や用途によっては、晩生として栽培されるケースも多くあります。
(0031)