おすしは、いつ頃から食べられるようになったのですか?
Q.おすしは、いつ頃から食べられるようになったのですか?
 
A.滋賀県の鮒鮓(ふなずし)が、すしの原型といわれています。

 滋賀県の琵琶湖一円で作られておる鮒鮓(ふなずし/鮒を用いた熟れずし)が、すしの原型といわれています。これが全国各地に分化。押しずしや握りずしといろいろ形を変えていったといわれています。歴史的には、長屋王木簡などにその語句が記されてことからも、奈良時代まで遡ることができます。
 この頃のすしは、ごはんと一緒に漬けこんだものでしたが、ごはんは発酵に使われるだけであり、一緒に食されたことはありませんでした。
 安土桃山時代になり、酢が作られるようになると、すしは大きく姿を換え、ごはんも食べる飯ずし(箱ずし=押しずし)が誕生したのです。
 ちなみに握りずしはの誕生は、江戸時代。文政年間(1813~31年)に両国の花屋輿兵衛が考案したものといわれています。