お米は「とぐ」もの?「洗う」もの? どっちが正しいの?
Q.お米は「とぐ」もの?「洗う」もの? どっちが正しいの?
 
A.現在、流通している多くのお米は、ほとんどヌカが除去されているため、「洗う」で十分だと思います。

お米を「とぐ」とは、米どうしをこすり合わせてヌカを取り除くことを、「洗う」とは、表面に着いた若干の汚れなどを軽く洗い流すことを指しています。(しかし、よく洗いたいからと、洗剤を入れなどはNGです。)
昔の精米は、精米機の性能も低く、お米の表面に多くのヌカが残っていました。ヌカが残っていると味が落ち、炊いたごはんの日持ちも悪くなります。そのためできるだけヌカを取り除く必要がありました。また、ヌカは油分を含むので普通に水で洗い流すことできなかったので、ゴシゴシとこすり合わせて「とぐ」ことが必要だったのです。しかし今は、多くのお米は精米技術が向上してきており、精米中や精米後に空気を吹きかけてヌカを除去する作業を加えているため、ほとんどヌカはついていません。そのため、「とぐ」必要なく、今は「洗う」で十分なのです。

なお、詳細については「彩々炊飯術」を確認してみて下さい。