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特集3月号 彩々太巻きずしを、みんなで作ろう!

海苔の代りに玉子焼きを使う、極細巻きに切込みを入れて
形を変えるなどの工夫が詰まった伝統的な太巻きを紹介!

レベルの違う2本の太巻きを完成させた4人の主婦たちは、その魅力にとり込まれた様子で、早速、機会をみて彩々太巻きずしに、チャレンジしようという話に。そこで、石橋先生に「作って楽しく、技術も習得できる」もう一品を紹介していただきました。

イベントの日には、ぜひ挑戦してみたい!

実際の試作を終えた4人に、「どんな日に、どんな彩々太巻きずしを作ってみたいか?」
意気込みを聞いてみました。

加部さん

加部さん

「やはり、チャレンジするなら人が集まる、華やかな日かな。肉で巻いたりなど、オリジナルを作ってみたいですね。そうはいっても、慣れるまでは玉子焼きで巻いたものとか、雪だるまとかの定番から始めようと思っています」

酒井さん

酒井さん

「動物の顔とかが可愛いので、それにまず挑戦してみます。色つきラップでキャンディのように包んだりすれば、おやつにもいけそうですね。小学3年の娘が大喜びすること間違いなし。一緒に作ってみようかな」

高川さん

高川さん

「イベントの日には、ぜひ作りたいですね。いろいろな花の太巻きで、食卓を飾るというのも楽しいかもしれません」

八代さん

八代さん

「皆さん、いいな。お嬢さんがいて。うちは男なので、キャラ弁的なものは嫌がるから……。誕生日など家族で、楽しむ日に作ってみたいと思います。そうなると、季節感があるものがいいですね」

 4人とも「まずは定番で、作り方に慣れてからオリジナルを」という意見でしたが、チャレンジする気は、満々。どんな作品が生まれるか、今から楽しみです。

しずく型の極細巻きに、切込みを入れた
カニのはさみがポイントになる1本

カニさん

カニさん

【材料】(1本分)

すしめし 380g
ピンク 320g
海苔 (2/3) 1枚(カニの胴の部分)
(1/3) 4枚(目とはさみの部分)
(1/4) 7枚(脚6本、はかまの部分)
(1/8) 2枚(はさみの部分)
玉子焼き 1枚
煮かんぴょう(18cm) 6本
山ごぼうしょうゆ漬け(18cm) 1本
カニ風味かまぼこ 6本(3本でも可)

準備

すしめし(白)は230gと150g、すしめし(ピンク)は150g、35g×2に取り分けておく。玉子焼き(厚焼き玉子)の材料は、卵(L)3個、砂糖大さじ2、酒大さじ1、塩少々。ボウルでていねいに混ぜ、23×21cmの長方形に焼く。両面をしっかりと焼き上げる。
山ごぼうしょうゆ漬けは、タテに切っておく。

作り方

作り方印刷用PDFはこちら

1はさみを作る。巻きす(小)の上に1/3の海苔をおき、すしめし(ピンク)35gを広げる。巻きすの折り返しを利用し、しずく型の巻きものを作る。もう1本作り、計2本用意する。

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2包丁での太い方(海苔の輪)に切り込みを入れ、包丁で少し左右に開く。タテ2つ折りにした1/8の海苔を開いた部分にはさみ、包丁の背で圧着する。

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3すしめし(白)を230gの山から少々とり、圧着したはさみの間にいれ、形を整える。同様にもう1本作る。

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4目を作る。巻きす(小)に1/3の海苔をおき、端に山ごぼうの切った半分をのせて、1巻きします。

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5すしめし(白)を230gの山から少々とり、の上にのせて白目を作って巻きこむ。同様にもう1本作る。

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6カニのお腹の模様部分(通称:はかま、前掛け、ふんどし)を作る。巻きす(小)に1/4の海苔をおき、真中にカニ風味かまぼこを6本(3本でも可)並べて包んでおきます。

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7胴を作る。巻きす(小)に2/3の海苔をおき、すしめし(ピンク)150gを中央4cm幅に四角くなるようにのせ、6で作ったお腹の模様部分を真中にのせます。

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8巻きすの角を利用し、長方形に巻き上げる

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9脚を作る。巻きす(小)の端に1/4の海苔をおき、煮かんぴょうを海苔の端に1本のせ、2つ折りにする。それを計6本作る。

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10巻きす(大)に玉子焼きをタテ長におき、奥と手前を6cmずつあけ、すしめし(白)150gを左右の縁までのばす。中央にの胴をおく。

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11胴の両側にの脚をおき、すしめし(白)をごく薄くのせてのばし、脚、すしめし、脚と交互に重ねていく。

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12胴の右端部にのはさみをのせ、脚の上に少しすしめし(白)を補うことで、はさみを立てるようにする。左側も同様にして立てる。

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13はさみの内側部の左右に、で作った目をおく。間にすしめし(白)を補って、安定させる。

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14巻きすの両端を持ち、左右を寄せる。その間に残りのすしめし(白)を適量バランスよくのせ、巻きすで玉子焼きの左右を合わせ、仮巻きする。

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15一度巻きすと卵焼きをはずし、中身の上下を逆さにし、もう一度巻き直し、形を整える。最後に両端を整え、8等分に切る。

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初心者が失敗しがちなポイント

海苔の使い方には注意!

……通常の海苔巻きは海苔をヨコに使いますが、太巻きなので、タテに使うこと。逆だと巻けないということも。

材料の分量は正確に!

……すしめしなどの分量をしっかり守らないと、海苔が上手くとじずにパンクすることになります。

必要以上に力を加えない

……巻き上げる際に、ギュッと押しつけてしまうと海苔がしわになってしまい、キレイな形に揃わないので、必要以上に握りしめないようにしましょう。

よく研がれた包丁で!

……せっかくキレイに巻き上げても、包丁が切れないと、形がゆがんでしまうこともありますので、よく研がれた包丁を使いましょう。また切る前には、濡れふきんなどで1回1回刃を拭くようにすれば、キレイに切れます。

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