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トップページ > 特集INDEX > 特集 日本を代表するソウル&ファストフード「おにぎり」の パワーと魅力を探る!page.3

冷めても美味しい、老舗のビッグサイズのおにぎり ぼんご

左から看板メニューの筋子(550円)、生たらこ(250円)、定番のシャケ(250円)
笑顔も一緒に握る女将の右近由美子さん
笑顔も一緒に握る女将の右近由美子さん
週に1回、5俵ずつ岩船から直接届けられるコシヒカリ
週に1回、5俵ずつ岩船から直接届けられるコシヒカリ

ぼんごのおにぎりの特徴は、「大きい、温かい、具が多い」になります。その170~200gもある大きなおにぎりが、1日で1000個も出るというから、お米の量も半端ではありません。毎日1俵(60kg)ものお米が、2升5合の釜2台で、10回に分けて炊かれるとのこと。

そして、ここで使われているお米は、新潟県岩船産のコシヒカリ。岩船地区は新潟の県北に位置し、周囲の山から清らかな水が流れ込み、コシヒカリの中でも粘りや歯ごたえのあるお米が育つところとして知られています。

「すぐ食べてうまいのは当たり前ですが、冷めても美味しいので使っています」と、女将の右近由美子さんが、そのこだわりを語ってくれました。

ぼんごの創業は、昭和35年。数年前に他界したご主人が30代で始め、由美子さんは2代目。創業当時は、山手線の初乗りが10円でしたが、ぼんごのおにぎりは30円もしたそうです。しかし美味しいと評判を呼び、店内は常連のお客さんで溢れていたといいます。由美子さんもその客の一人でしたが、縁あって嫁いだとのことです。

店は11時半のオープン。しかし2代目女将は、毎日6時前には店に入り、仕込みに取り掛かります。こだわりは、一番人気のシャケを毎日丸々2匹焼き、身を手でほぐしたり、生タラコを焼いたりなどの愛情こもった手作業があること。

「具が多いのも、ぼんごのおにぎりの特徴の一つ。日柄仕込みに追われていて、少し前まではテレビも見たことがありませんでした」と、女将はご主人と一緒に働いていた昔を懐かしむように語っていました。

そんな手間を掛けた仕込みがあってこそ、ズッーと変わらぬぼんごの味が守られているのです。

ぼんごのこだわり

ぼんごの美味しさを支える特大しゃもじと特注品の木枠
ぼんごの美味しさを支える特大しゃもじと特注品の木枠
  • ●お米は浸水時間が30分と短め。水を少な目にして、ごはん自体は硬めに炊き上げます。
  • ●海苔は有明海産、塩は沖縄のものを使用
  • ●特注の木枠で形を整え、最大4回ほど、ごはんを茶碗で食べるような感覚くらいのやわらかさを残して握ります。海苔を巻かないと、ともすれば崩れるほどです。
  • ●看板メニューの筋子などは、具は築地から仕入れたもの。ヘタな寿司屋よりうまいと評判です。
  • ●具は定番のものから、変わり種まで50種以上。2種類の具を1つのおにぎりに入れるトッピングもできます。

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