上手にごはんが炊けないのですが?(その3 ほぐし)
Q.上手にごはんが炊けないのですが?(その3 ほぐし)
 
A.炊飯ポイントの3つめは、炊きあがり後の「ほぐし」です。

ここも重要なポイントです。とにかく、炊きあがったら、すぐにほぐしていただきたいのです。

このほぐしを行わないと、ごはんに含まれる水分の重さで、炊けたごはん、一粒一粒が押しつぶされ、確実に食感が落ちてしまうからです。

まず、ご自宅の炊飯器を確認してみましょう。

現在の多くの電気炊飯器は蒸らし時間を含む設定で炊き上がりを知らせてくれます。ですから、炊き上がりを知らせる炊き上がり音♪は、食べても良いお知らせ音なのです。

しかし、食事の用意をしている多くの方は、炊き上がりを知らせる音が鳴ると「炊けた」と安心して、引き続きおかずなどの用意をしていて、ほぐすのは食べる直前のようです。

ぜひ、炊飯器からお知らせの音が聞こえたら、何はともあれ、すぐに、ふんわり空気を入れるように、ごはんをおかまの底から返して、ほぐしてください。その一手間が、ごはんを美味しくしてくれます。